下丸子駅からリバーサイドに歩くとすぐにある下丸子児童遊園。子どもの声で賑わう小さな公園ですが、その一画に、ややいかつい記念碑的なものが立っています。
こちらです。
刻印されている文字によると昭和11年に完成したもよう。
昭和11年と言えば、1936年。満州事変や国際連盟脱退から数年後であり、翌年1937年には日中戦争がはじまるという時代。
この記念碑が記念する下丸子一体の整備事業により、周辺の人口や農業生産高が増えたようです。
今はのどかな多摩川線沿線からは想像もつかないですが、そういう時代があったことを後世に伝えてくれる記念碑でした（記念碑の刻印そのものに、戦時体制への協力を明記した文言があるわけではなく、あくまで推測になります）。
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